M.Kさん
入社:平成29年4月
Y.Sさん
入社:令和4年11月
K.Hさん
入社:令和4年11月
―― 皆さんの入社のいきさつを教えてください。
M.Kさん 商業高校卒業後、広島で会計の専門学校に進学し、簿記の資格を取りました。地元の浜田市で学んだことを活かしたくて、桑原令税理士事務所に入社しました。約20人も社員がいる大きい税理士事務所で、未経験者には飛び込みやすかったというのが一番の理由です。
Y.Sさん 金融関係の事務職をしていたころ、会社の事業継続には、経営状況と数字の把握が必要だと知り、会計業務に興味を持ち始めました。桑原令税理士事務所の求人を見つけて、簿記も会計業務もわからないけれど興味がわき、地元の企業様に寄り添った支援をしている事務所だと知って応募しました。
K.Hさん 大学卒業後に、九州の工場や発電所の保守・点検の仕事に就きましたが、早朝出勤や出張が多く、定時の仕事に変えたくて地元に戻りました。求職中に桑原令税理士事務所を見つけ、資格や経験がなくても応募でき、仕事は班で進め、分からないことも気軽に質問できそうだったので、採用後に頑張ればなんとかなりそうだと感じて応募しました。
―― 今、どんな仕事に携わっていますか?
M.Kさん お客様の会社を月次監査し、年次決算、年末調整などに携わるのが16社くらいです。お客様は個人事業主の魚屋さんとか、建設業とか介護施設、病院など、業種も規模も多種多様ですね。最近はシステムのクラウド化や、売上の踏み込んだ資料やデータを作って数字の話をすることも増えました。
Y.Sさん 基本的に事務所でお客様の帳簿を会計システムに入力したり、確認が必要な数字を担当者からお客様に問合わせをしてもらったりしています。電話や来客の対応もします。
K.Hさん 僕もY.Sさんとだいたい同じです。他に、先輩たちとお客様のところに行って、決算や年末調整を教えてもらっています。僕とY.Sさんはまだ1年目で、仕事の1年間の流れを見ていないので、次の確定申告あたりで見えてくるのかなと思います。
―― この仕事のやりがいは何ですか?
M.Kさん 経営者様が新規の設備や店舗の資金繰りについて、最初に相談するのは税理士事務所なんです。お客様の会社の命運を握っている、というと大げさですが、責任のある仕事です。資金繰りをサポートして、お客様に感謝されたときが一番やりがいを感じます。
K.Hさん 少しずつお客様を訪問するようになって、相手の顔が見えて、自分の仕事がちょっとでも会社経営の助けになっているんだと実感できたときです。
Y.Sさん お客様に経営のアドバイスをしている先輩社員を見て、お客様の経営に間接的にでも関わる事務所で仕事をしているところにやりがいを感じますし、少しずつ私もお客様と経営の話ができるようになりたいです。
―― 職場の働きやすさはどうですか?
K.Hさん 職場は班になっていて、班の人は話しやすいし疑問があると聞きやすいのがいいですね。
M.Kさん 3つの班があり、班長は同じ班の7人の取りまとめ役のような存在で、解決策を求めるならまず班長に聞きますね。新入社員はすぐに20人の全社員に、何かを聞いたりしゃべったりなんてできないので、「この人に聞けば大丈夫」という班長さんがいるのはいいなと、私も1年目のときに思いました。
K.Hさん でも、もう誰とでもしゃべりやすい雰囲気です。垣根がなくて、他の班の人に質問するのも抵抗がないし、しゃべりにくい人はいないので、誰にでも何でも聞ける感じです。
Y.Sさん そうですね。最初のうちは班長に相談していましたが、事務所内で班以外の人に確認したり、教えてもらったりできる環境だと思います。
M.Kさん 今も疑問点があると、上司も同じ室内にいるので相談しやすくて、自分で疑問点を抱え込まずに済むのは、働きやすさでは大きなポイントです。
―― 仕事と休みのワーク・ライフ・バランスはどうですか?
K.Hさん 有給休暇は取りやすいので、気兼ねなく休みを取れます。まだ繁忙期じゃないので残業もなく、けっこう自分の時間を持てますよ。
M.Kさん この仕事は繁忙期がありますが、その期間以外は休日出勤もほぼないし、定時で帰れます。人員の問題がなければ連休を申請しても却下されることはないです。
Y.Sさん 昨年は入社してすぐ繁忙期で、皆さんのお手伝いや作業をしているうちに過ぎましたが、通常の期間は定時で仕事が終わって、土日もしっかり休みで、有給休暇も取れるし、いろいろ配慮されていると感じます。
―― 入社前と入社後で会社へのギャップを感じることはありますか?
K.Hさん 思っていた以上に外出の機会が多いですね。求人情報を見たときは、ずっとパソコンの前にいるのかと思っていましたが、先輩方も大半はお客様のところに行っています。僕も早く外出できるように、たくさん仕事を覚えないとですね。
Y.Sさん 確かに、月末はほとんどの人がお客様の会社に出かけます。私は事務所にいることが多いので、事務所を訪れるお客様のお顔を覚えて、もっとコミュニケーションが取れるようになりたいです。
M.Kさん 私は入社後、業務範囲の広さにギャップを感じました。いや、当時は税理士事務所の業務内容を把握できていなかったですね。現在は仕事で外出し、お客様の会社や金融機関を訪問して、給与とか相続の相談を受けたり、パソコンに会計システムを導入したりしています。さらに社長様のサポートをする仕事もあり、単なる数字の集計だけじゃないと気づきました。
―― 資格や研修でのスキルアップはどうなっていますか?
M.Kさん 資格はあるに越したことはない、というのが正解ですね。未経験から業務を覚えていけますが、入社時に簿記など業務の基礎になる知識があるに越したことはないです。それと、入社後何年か経つと、簿記や税務関係の巡回監査士補と巡回監査士という資格を全員取得します。資格目的というより、取得のために勉強することが目的です。Y.Sさん、K.Hさんも来年以降から試験を受け始めるでしょうね。
K.Hさん 研修については、業務で必要なものをWEBセミナーや現地での研修に全員で参加することがあります。
Y.Sさん 入社すぐに、オンデマンドのWEB研修で初級職員向けのシステムの操作方法や、Zoomでつないでデータを使ってみるような研修を受けました。
K.Hさん 研修動画を見たあとで、業務をしながら「あれはこういうことだったのか」と学ぶことが多いかもしれないです。
Y.Sさん そうですね。私も研修動画を見たときより、実際に業務に携わる中で理解することが多いような気がします。
M.Kさん うちの事務所では毎月のはじめに、班が持ち回りで担当して「定例会兼勉強会」を開催しています。班でインボイスや電子帳簿法などのテーマを企画し、全社員で午前中に勉強会をします。午後からは会計システムの会社の人や、保険の担当者さんなど外部の人を講師に招いて勉強会をします。1日がかりですね。
―― これからチャレンジしたいことはありますか?
K.Hさん 先輩方と同じような業務に携われるように、しっかり勉強したい。日々の業務で出た疑問を解決し、分からないところをなくして仕事を覚えていきたいです。
Y.Sさん 私は簿記の勉強を自分で進めたいです。会計の知識の根底は簿記の考え方だと思うので、簿記の本などで自分の知識を増やしたいです。
M.Kさん 最近はシステムを含めてクラウド化やインターネットを利用した連携など、パソコン系の知識がないと仕事にならないと感じることが増えてきました。私たち年齢的にも若い層は、こういう仕事が回ってきやすいので、場数を踏んでクラウドやシステムの勉強をしなくちゃいけないなという思いが強いです。
―― 最後に、入社を考えている人に一言メッセージを。
M.Kさん うちの事務所は浜田市の税理士事務所では人数がトップクラスで、実務を教えていく環境は整っているので、簿記や経理の経験がなくても、意欲がある人なら入りやすいです。可能なら、簿記とパソコンの知識があると、入社後に困ることは減ると思います。簿記は働きながら勉強すればいいですが、パソコンは初日から使うので、不安があるならちょっと慣れてからのほうが安心だと思います。
K.Hさん 僕も未経験で入社して、最初は職場の雰囲気も分からず不安でしたが、心配はいりません!やりづらさは全くないです。今後のことを考えると、簿記やパソコンの知識は持っていたほうがいいと思います。でもとりあえず、やっていたらなんとかなります。一緒に働きたいと思ってくれる人なら大歓迎です。
Y.Sさん 私も2人が言っていることとあまり変わらないですが、未経験で簿記の知識もない中で、いろいろ業務を通して学んだり、分からないことはすぐに聞いたり相談したりできる体制は整っています。私もまだまだいっぱい勉強することがあるので、一緒に頑張りましょう!
―― ありがとうございました!